ソニー、「プレステ」ネットワークに不正侵入 個人情報7500万件が流出の可能性ソニーは26日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の人気据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)3」とビデオ配信サービス「キュリオシティ」のネットワークが不正侵入を受け、利用者の個人情報が流出したと発表しました。
詳細は調査中としていますが、ネットワークに登録している7500万人規模の情報が流出した可能性があり、世界でも類を見ない規模の個人情報流出につながる恐れがあります。ソニーによると、同ネットワークには全世界で50カ国以上の利用者が登録しており、日本のユーザーも含まれています。
流出したのは氏名、住所、電子メールアドレス、誕生日、パスワードといった個人情報です。
このほか、ネットワーク内での購入履歴や支払い請求先の住所も流出した可能性があるほか、クレジットカード情報が流出した可能性についても「排除できない」としています。
個人情報が悪用されるとどうなる?現時点でソニーが正式に発表した情報によると、PSNに登録している、氏名、住所、Eメールアドレス、生年月日、パスワード、オンラインIDが漏洩したとみられています。
もし他の同じようなサービスやショッピングなどで PSNと同じアカウント情報を使用していた場合、今回漏洩したとみられる情報から悪用される可能性があり、大変危険です。
また、個人情報が取引された場合には、氏名やアカウント、有効期限、パスワードといったクレジットカードに関わる個人情報が一式揃っていると、ネットの裏市場で高額で売ることができると言われています。
セキュアコード更新可能なクレジットカードは50ユーロ(6000円)、Visaによる認証なしのクレジットカードは40ユーロ(4800円)といった価格で、裏市場で販売されているとのことです。
ソニーは現在、登録されているクレジットカード番号、および有効期限に関する情報が不正アクセス者に入手された可能性を完全に否定することはできないと発表しており、注意が必要なのが現状です。
今、個人でやっておくべき対策とは?●その他のサービスでPSNと同じアカウント名とパスワードを利用していたら早急に変更する
●クレジットカードの取引明細を逐一チェックする
今回の流出を受けた対策として個人で今やるべきことは上記の二点です。
これで確実に安心とは言えませんが、この二点だけしっかりやっておけば個人情報の悪用を未然に防ぎ、何か問題があった時には早い対応がとれるでしょう。
PSNが復旧したら、まずやるべきことソニーも公式でアナウンスしていますが、PSNのサービスが復旧した際は、利用中のパスワードを必ず変更しておきましょう。変更しておくことで、第三者に不正にログインされることを防ぎます。
今回の個人情報漏洩に対しての質問がある場合現在ソニーは本件に対し、PlayStationNetwork特設窓口を設けています。分からないことや質問がある場合は窓口に問い合わせましょう。
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント PlayStation®Network特設窓口
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http://www.jp.playstation.com/support/参考 : プレイステーション オフィシャルサイト / Yahoo!ニュース / INTERNET Watch