海外サイトGamerTellが伝えたところによると、先日ソニーより発表された、新型PS3 CECH-3000シリーズには新たな違法コピー対策が施してあるそうです。
GamerTellが業界関係者から得た情報によると、CECH-3000のBDディスクドライブには新たなコピー防止技術が備わっており、追加の認証レイヤーによって違法コピーされたゲームディスクの起動を防止できるとのこと。
今年初め、GeohotをはじめとするハッカーがPS3のRoot Keyを一般公開するという事件がありましたが、
そうしたトラブルの対策としてセキュリティー機能の向上が行われていると見られています。
いずれにせよPS3は、今後のFWバージョンアップでCFWでは起動できないタイトルばかりとなっていきます。CFWを導入したPS3を所持していても、新作のプレイはできず、過去のタイトルがただバックアップできるだけのものとなるでしょう。
さらにCFWを導入していると、PS3にとっては肝心要のFWのバージョンアップができません。
つまりPS3に新しい機能が追加された場合にも、CFWユーザーはそれを利用することはできず、本体はどんどん古いものになってしまいます。これはPS3の地デジレコーダーキット「トルネ」にも同じことが言え、もし今後トルネに新しい機能が追加されてもそれを利用することはできないでしょう。
先の話をするならソニーが年内の発売を予定しているPSVITA。これはPSP以上にPS3と連動して楽しむコンテンツが強化されるでしょう。その時必ずPS3は大きなバージョンアップを求められるはずです。
CFWを導入した本体では、それも満足に楽しめないことが目に見えています。
ソニーはGeohotの裁判の件で、CFWなどを作成して配布するハッカーらに抑止力を与えました。
海外サイトからPS3の自作ツールのリリース状況を伝えていますが、今となっては新しいCFWがリリースされることも無く、既存の物もバージョンアップされていません。
今やリリースされるものに新しいものはなく、ローダーが多少バージョンアップするくらいになっているのが現状です。
事実、Geohotの裁判以降はPS3のハッキングから足を洗ったハッカーもおり、理由はやはり“捕まる(訴えられる)のが恐いから”としています。
PSVITAの登場でPSPの時代にも終わりが訪れ、新作が出ることも徐々に少なくなっていくことでしょう。
あとはソニーがPSVITAのセキュリティをしっかりと行っていることを願うばかりです。
もうすぐソニーは、長かったハッカーとの戦い、しいては違法ダウンロードが横行する暗黒の時代を抜けようとしているのかもしれません。
情報元 : Gamertell