スマートフォンや携帯電話に搭載された無線LAN機能を用いて、パソコンやゲーム機などの無線LAN対応機器をインターネットに接続することができる「テザリング」が、KDDIのau回線を利用して月額1575円で利用できる「アタッチWiFi」をソニーとKDDIが開始することが明らかとなった。
ソニーとKDDIが発表したプレスリリースによると、auの3G回線を利用して月額1575円で無線LAN対応機器からインターネットを楽しむことができるテザリングサービス「アタッチWiFi」が11月下旬から開始される。
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「アタッチWiFi」はauのフィーチャーフォンにWi-Fi対応アクセサリー「NEX-fi/S」を装着するだけで携帯電話をWi-Fiルーターとして利用できるようになるというもの。無線LAN対応機器を最大7台までインターネットに同時接続することができる。
なお、「アタッチWiFi」を利用するには月額1575円の利用料に加えて、携帯電話側でパケット定額サービスへの加入が必要。データ通信速度は月1GBまでの利用については下り最大9.2Mbps。1GBを超えた場合は128kbpsとなるが、2012年2月までは月1GBの利用を超えても速度制限は変わらないとされている。
アタッチWiFi 利用イメージソニーから2011年12月17日に発売される新型携帯ゲーム機PS Vitaでは、ドコモから時間制のプリペイドプランが提供されることになっているが、現時点でこの「アタッチWiFi」が利用可能な携帯電話を利用していて、パケット定額サービスへ加入しているauユーザーは月額プラス1575円でテザリングが無制限で使い放題となるため、ドコモが提供するプリペイドプランと比べると比較的よいサービスとなる。
現時点で「アタッチWiFi」が利用可能な携帯電話なお、ドコモからはPSVitaの3G回線利用プランとして、「プリペイドデータプラン 20時間(980円)」と「プリペイドデータプラン 100時間(4,980円)」が用意されている。通信速度は下り最大128kbps、上り最大64kbpsとなり、この「アタッチWiFi」と比べると通信速度は遅い。
PSVitaの3Gモデルを購入予定のauユーザーは、この「アタッチWiFi」の利用も視野に入れておくとよいかもしれない。
情報元 : ソニーストア KDDI株式会社Text by MaThu