河野弘氏はメッセージの中で、ドイツ・ケルンで行われたイベントのことや 今後のプレイステーション3のこと、そして新型携帯ハードPSVITAについて述べているのだが、PSPに関しては、
「引き続き違う形での価値を皆さんに提供していく予定です。」とコメントしている。
果たしてその価値とはいったい何なのだろうか。
普通に考えれば今後PSPは、PSVITAの登場によって徐々に新作タイトルは減り、いずれは需要も無くなるものと思われる。 だが、「引き続き違う形での価値を提供していく」ということは、PSVITAが出ても PSPを価値のあるものとして使えるように、何らかのサービスを行っていく ということではないのだろうか?
少し都合の良い考え方だが、こう捉えてもおかしくない発言ではある。
この発言をそういった意味で捉えたとして、それではSCEJはどういった形でPSPに価値を与えていくのかを考察してみる。 一番に上がるのは、やはりネットワークを使ったサービスだろうか。
河野弘氏は前述した発言の前文にて、PSP-E1000について触れている。
これは欧州で発売されるPSPの新モデルなのだが、Wi-Fi機能がサポートされないため、日本での発売は見送ったそうだ。
そういったことを考慮すると、今後PSPは何らかのサービスが、「ネットワークを通して」 行われていくのではないかと推測できる。
ゲームアーカイブスなどは今後も引き続き展開されると思うが、ネットワークを使った新たなサービスや、
トルネとの連携に関する新機能、さらにはシステムソフトウェアのアップデートで、PSP自体に新しい機能が追加される可能性もある。
昔のゲーム機とは違い、今はネットワークを介して本体をアップデートすることができるようになった。
PSPはたとえ新作が出なくなっても、今後も長く使える機種になるのかもしれない。
参考 : PlayStation®Vita コミュニティサイトText by MaThu