株式会社ハドソンが3月1日付けで消滅 ―コナミとの吸収合併へハドソンは2012年1月17日、コナミデジタルエンタテインメントへの吸収合併を行い、消滅会社となる旨の臨時報告書を財務省 関東財務局に提出した。ハドソンは2012年1月19日に臨時株主総会を行い、承認されれば2012年3月1日付で実施される予定。
ハドソンの思い出といえばボンバーマン シリーズ同社が移植を担当したファミコン版『ロードランナー』の主人公ランナー君がかつては悪の手先として働かされたロボット(グラフィックはファミコン版『ロードランナー』の敵キャラのもの)だったという、ロードランナーのスピンオフストーリー的な作品と位置づけられた。
後に、グラフィックをリアルにして、ストーリー性を持たせた「ボンバーキング」という「ボンバーマン」を派生させた作品をファミコン等で出す。
PCエンジン版では元祖ボンバーマンをリメイク、マルチタップを使った5人対戦モードは大ヒットし、パーティーゲームとして人気を博した。
ロードランナー日本では、ハドソンがファミリーコンピュータ用に移植したものが特に知名度が高い。ファミコン初のサードパーティー製ソフトとして知られているが、実は同時開発されたナッツ&ミルクの方が3日早く発売されている。
ナッツ&ミルク『ナッツ&ミルク』(NUTS & MILK)は、1983年にハドソンから発売されたパソコン用コンピュータゲーム、および1984年7月28日に同社から発売されたファミリーコンピュータ(以下ファミコン)用のコンピュータゲーム。
日本初のサードパーティーソフトとなった。3日遅れで発売された『ロードランナー』の影に霞んでしまったものの、かわいらしいキャラクターや単純明快なゲーム内容で一定の支持を受けた作品。
桃太郎電鉄 シリーズ『桃太郎電鉄』(ももたろうでんてつ)は、1988年12月2日にハドソンから発売された、ファミリーコンピュータ用ボードゲームソフトである。桃太郎電鉄シリーズの第1作、また桃太郎シリーズの第2作で、タイトルは桃太郎シリーズの初回作『桃太郎伝説』のセルフパロディ。略称は、頭文字で省略した場合前作の略称「桃伝」(ももでん)と同じ読みになるので、混同を避けるため「桃鉄」(ももてつ)となっている(カートリッジには「桃鉄」と大きく描かれており、さくまあきら・土居孝幸が携わっていた『ジャンプ放送局』でもネタにされていた)。
バンゲリングベイ『バンゲリングベイ』 (Raid on Bungeling Bay) は、アメリカブローダーバンド社が制作したシューティングゲーム。『ロードランナー』『チョップリフター』とともに、バンゲリング帝国三部作の一つである。
オリジナルは1984年にコモドール64版が発売された。日本においては1985年2月22日に発売された、ハドソンがファミリーコンピュータ向けに移植した作品が良く知られている。また、このファミコン版を元に、操作方法などを変更したアーケード版を、任天堂が発売する。ソニー(HiTBiTブランド)からは1985年7月21日にMSX版が発売された。
スターソルジャー『スターソルジャー』 (STAR SOLDIER) は、ハドソンが1986年6月13日に発売したファミリーコンピュータ用ソフトである。ジャンルは、縦スクロールタイプのシューティングゲーム。
チャレンジャー『チャレンジャー』 (Challenger) は、ハドソンより1985年10月15日に発売されたファミリーコンピュータ(ファミコン)用コンピュータゲームソフトである。元々はMSX用ゲームソフト『暴走特急SOS』の移植版として制作。MSX版は列車内ステージのみだったが、ステージ2からステージ4は本作で新たに追加された。
迷宮組曲 ミロンの大冒険『迷宮組曲』(めいきゅうくみきょく)は、ハドソンから発売されたゲームソフト。1986年11月13日にファミリーコンピュータ用のアクションゲームとして発売された。副題に『ミロンの大冒険』とある。
単純なアクションゲームではなく、謎解きやパズルの要素を多分に含んでいる。
タイトル通り、「音楽」が重要な要素になっている作品。通常ステージのBGMのワルツを基調にしたサウンドで、回数を重ねるごとに充実し、最終的には7楽器によるアンサンブルへと発展していく。
ドラえもん『ドラえもん』は、ハドソンから発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。漫画『ドラえもん』を題材としたキャラクターゲーム。
大長編ドラえもんあるいはアニメーション映画の『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』『ドラえもん のび太の大魔境』『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』の3作品をモチーフとしている。
当時ファミコンブームに乗じて多数のキャラクターゲームが発売されたものの、原作とゲーム内容との不適合やゲーム内容の練り込み不足などの理由により、万人の支持を集めた作品は少数であった。そんな中、本作は人気キャラクターであるドラえもんの採用に加え、ゲーム上における世界観再現の成功や変化に富んだゲーム内容で、ファミリーコンピュータ初期から中期を代表する人気作品の1つとなった。
忍者ハットリくん藤子不二雄のコミックからゲーム化。ハットリくんのほか、シンゾウ、獅子丸やケムマキ、影千代など、原作そのままのキャラクターが登場する。サブタイトル「忍者は修行でござるの巻」。
画面はサイドビュー横スクロール。甲賀忍者を倒しながら、各ステージのゴールを目指す。
サラダの国のトマト姫『サラダの国のトマト姫』(サラダのくにのトマトひめ)は、ハドソンが発売したアドベンチャーゲーム。通称はサラトマ。擬人化された野菜たちによって繰り広げられるストーリーを描いたメルヘン風のアドベンチャーゲームである。サラダの国のトマト姫には、以下の3バージョンがあり、その内容は大きく異なっている。
PCエンジンPCエンジン(ピーシーエンジン、PC Engine)とは、1987年10月30日に日本電気ホームエレクトロニクス(NECホームエレクトロニクス)から発売されたHE-SYSTEM規格に基づく家庭用ゲーム機である。
天外魔境シリーズ天外魔境(てんがいまきょう)は、1989年(平成元年)にハドソンから発売された、PCエンジン CD-ROM²用のコンピューターRPGから始まったゲームシリーズ。通称は「天外」。
カトちゃんケンちゃん『カトちゃんケンちゃん』は、ハドソンから発売された日本のゲームソフトである。
1987年11月30日、PCエンジン用のアクションゲームとしてHuCARDで発売された。TBSテレビの番組『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』を題材にしている。内容は番組の1コーナーである「THE DETECTIVE STORY」をモチーフとしており、探偵のカトちゃんとケンちゃんが活躍する横スクロールのアクションゲームで、冒険の目的は誘拐された資産家を救出しに行く事。
PC原人 シリーズPC原人(ピーシーげんじん)は、1989年12月15日にハドソンから発売されたPCエンジン用アクションゲーム。レッドカンパニー(現、レッド・エンタテインメント)とアトラスも製作に関わった。のちにシリーズ化された。元々は小学館の『月刊PCエンジン』に連載されていた4コマ漫画をゲーム化したものである。
北へ。 シリーズ『北へ。』(きたへ)は、北海道を舞台としたトラベルコミュニケーションゲームシリーズ。開発はレッド・エンタテインメント、販売はハドソン。
Human68kHuman68kとは、1986年にシャープが自社のパソコン、X68000用として、ハドソンと共同開発したオペレーティングシステムである。
MC68000を搭載した主に欧米圏のコンピュータは、一般的にグラフィック機能などの表現力に優れるものが多く、グラフィカルなものやマルチタスクに対応した製品が登場したが、当時の水準ではきわめて強力な表現力を持つX68000の標準OS環境であるHuman68kは、それらの先進的な環境とは対照的に、単にインターフェイスのルック&フィールのみならず、その構造までもがマイクロソフトのMS-DOSに酷似していた。
Hu-BASICHu-BASIC(ヒューベーシック)は、北海道に本社を持つソフトウェアメーカー、ハドソン(Hudson)社が開発したBASIC言語である。
シャープ株式会社の情報機器事業部が発売したMZシリーズ用に開発、発売された。同機が標準で採用した、シャープ製のS-BASICは、独自性が高いものであったが、それに比べ、マイクロソフトのBASICに近く、MS-BASICからのソフトウェアの移植がより容易であった。後にシャープAV事業部から発売されたX1シリーズにも移植され、X1シリーズ、並びにMZ-700では、標準添付のBASICインタプリタとなった。
デゼニランド、デゼニワールドデゼニランドは、1983年にハドソンが発売したパソコン向けアドベンチャーゲーム。
当時としては珍しい、高速なカラー描画を売りにしていたが、のちに移植されたMSX版のみ線画表示だった。
千葉県の巨大遊園地に対抗して、埼玉県に建設された「デゼニランド」に隠された伝説の秘宝「三月磨臼」(みつきまうす)を見つけ出し、脱出することがゲームの目的。タイトル名の「デゼニ」は『出銭』(出費を示す)にもかけている。また、三月磨臼も単なるあて字ではなく、謎解きに関わっている。
続編にデゼニワールドがある。当初は1984年に発売すると発表されたが、大幅に遅れて1986年初頭の発売となった。
高橋名人、高橋名人の冒険島、バグってハニー高橋名人(たかはしめいじん、本名:高橋 利幸(たかはし としゆき)、1959年5月23日 - )は日本国内で一世を風靡したファミコン名人の先駆けとして1985年 - 1990年頃にかけて活躍。2011年5月31日までハドソンの社員であったが、2011年6月1日付けでゲッチャ・コミュニケーションズに入社したことを所属先会社が公表した。「名人」としての役職で様々な活動を行っている。
シュウォッチシュウォッチは、ファミコンが大ブームだった1987年にハドソンから発売された連射能力測定機能付きの時計。ネーミングは「シューティングウォッチ」の略称である。
当時、『スターソルジャー』などに代表されるハドソンのシューティングゲームの影響により、小中学生の間で高速連射(ボタン連打)を練習するのが流行しており、そんな時代ならではの玩具と言える。
ジョイスティックハドソンジョイスティック(FC用、1985年、定価3,500円、黄色) - スティック型。
全国キャラバン「ハドソン全国キャラバン」とは、ハドソンが1985年から行っているゲーム大会のこと。
最大の特徴は「キャラバン」の名にふさわしく、北海道から沖縄まで全国各地を巡業するイベントということである。各都道府県の政令指定都市にとどまらず他の都市でも行われる(最大は第2回の40都道府県・65会場)など、非常に大規模なイベントであった。
参考 : wikipedia投稿者 ゆき (特集担当)